任意売却をして残債を減らしても、家賃に返済金を合わせると払っていた住宅ローンと変わらないのであれば、住む所が変わっただけになってしまいます。また、苦しくなれば今度は自己破産が視野に入ってきます。苦しい時は自己破産も選択肢の一つですが、そうならない様に月々の返済額の設定は先を見据えて設定・交渉する事をお勧めします。

交渉する相手が単独ならば、その関係者とだけの交渉になりますが、複数の場合はその関係者とのバランス調整も必要になります。今までは、関係に順位があったので関係者間で主張順位がありましたが、抵当権がなくなれば順位もないので必死に多くの返済で早期完済を求められる場合もございます。この場合でも、弱気にならず、最終的な手段として自己破産も視野に入る事を主張しましょう。

毎月の支払いが問題を解決した後でも結局解決していない場合、支払いに追われて苦しい日々を送ることになります。其れでは、何の為に任意売却をしたのか分かりません。先に分かっていれば良かったのに・・・と頭を抱えていても苦しい生活は解決しないので、その場合は自己破産について考えてみましょう。そもそも苦しい生活を送ること自体が本当の生活を言えるのでしょうか？